【Report スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)第11次スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア)遠征】女子は村瀬心椛が優勝し表彰台を独占、男子は木俣椋真が初優勝
世界的に雪不足に見舞われる中、当初4戦目に予定されていたスロープスタイルのチェコ・スピンドレルフ大会は、急遽フランス・ティーニュに会場を移して開催されました。
女子は優勝が 村瀬 心椛 選手(ムラサキスポーツ)、2位に 鬼塚 雅 選手(ISPS)、3位に 岩渕 麗楽 選手(BURTON)という結果になりました。男子は 木俣 椋真 選手(YAMAZEN ROCK THE KIDS)が優勝、3位に 長谷川 帝勝 選手(STANCER)が入りました。
今シーズンはアメリカ・マンモス大会のキャンセル、カナダ・カルガリーの中止、チェコの会場変更とそのスケジュールに振り回されてしまいましたが、今大会、日本人の出場ライダー8名が全員ファイナルに進出しました。
女子からスタートし、1本目は風の影響もあったようでクリーンなランは少なかったですが、2本目、まずは 鬼塚 雅 選手がBS720ウェドル→FS900メロンで2連ジャンプを攻略すると、スイッチBSボードスライドからFSボードスライド270オフで、少し回転不足ではありましたが、ラストヒットでCAB900ステイルフィッシュを決めて81.75ポイント。
その後、村瀬 心椛 選手はファーストジャンプはFS1080トラックドライバーから入りBS720ウェドルにつなげると、FSリップスライド270オフやスイッチBSボードスライド270ステイルフィッシュ、ラストヒットはCABダブルコーク900ウェドルをクリーンに成功させ、90ポイント。
最終滑走の 岩渕 麗楽 選手はCAB900ステイルフィッシュBS720ウェドルラストヒットのジャンプにFS720インディ。岩渕 麗楽 選手のスタートの頃には雪が降っていて前半のスタートの選手に比べていいコンディションではなかったのが悔やまれますが、その厳しい条件の中で点数を伸ばしました。
木俣 椋真 選手は1本目からスイッチBS1260ステイルフィッシュからBS1620メロン、スイッチBSボードスライドから前宙FSリップスライド270プレッツェルオフ、キャノンレールではスイッチFSボードスライド810オフ、FS1440ダブルテールグラブをストンプ。高難度ルーティンをクリーンに成功させポイントは93.75として1位をキープし続けました。
風の影響や湿雪によりボードが走らないという難しいコンディションの中でのこの結果、どのような状況下にも実力を発揮できた応用力、そして、精神力の強さを垣間見ることができた今回のW杯。いよいよ次のスイス遠征が最終戦です。引き続き温かく日本から見守っていてください。応援よろしくお願いいたします。
報告: スノーボード(スロープスタイル/ビッグエア) テクニカルコーチ 西田 崇
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